
大山 愛佳
Global Dairy Girl
情熱から職業へ
愛知県岡崎市生まれ、現在オーストラリアNSW州在住。
農業高校を卒業後、自動車関連会社で6年間勤務。動物が好きで海外のファームに挑戦したい気持ちが強まり、高校卒業後は世界中の人々と交流しながら英語を学び、広い視野を身につけました。
19歳でフィリピンのセブ島を初め、オーストラリアのケアンズへ一人旅をし、バンジージャンプやスカイダイビング、コアラの抱っこを体験。広大な自然に魅了され、「いつかオーストラリアの牧場で働きたい」と決意。9カ国を巡り、ボランティア活動にも参加しました。
2021年にはアメリカの友人に再会するためカナダへワーキングホリデーで渡航し、語学学校に通いながらイタリアンレストランやカフェで勤務。カナダ滞在中にアメリカ・テキサスで日本人元カウボーイ経営者のもと経営学を学び、「やっぱり海外でファームの仕事に挑戦したい」と確信。その後、初めて酪農に挑戦し、乳牛の世話や搾乳を学ぶ中で、その魅力に惹かれました。
現在はオーストラリアの家族経営の牧場で酪農に携わりながら、将来的には自分の牧場を持つことを目指しています。目標は、オーストラリアで持続可能な酪農経営を実現し、若い日本人が海外で活躍できる架け橋を築くこと。日本の農業の可能性を広げ、優れた農産物や文化を世界へ発信できる人材を育成し、環境と共存する新しい酪農モデルを創造するサステナブル酪農イノベーターとして挑戦を続けています。
世界初のオーガニック牛乳石鹸の開発
酪農を通じて人々に喜びを届けたいという想いから、牛乳や乳製品を活かした世界初のオーガニック牛乳石鹸を開発しました。この石鹸は、日本に石鹸文化が伝わったといわれる安土桃山時代よりも前から存在する歴史的なコールドプレス製法を採用し、地元産の有機農産物を使用。
肌にも環境にも優しいエコロジーな製品であり、SDGsに基づいたサステナブルな取り組みを推進しています。
また、障がい者の就労継続支援に貢献したいという想いから、製品の梱包や発送作業を専門施設に依頼し、共に製品をお届けしています。この活動を通じて、誰もが笑顔になれる社会を目指しています。
未来への展望
今後は、英語が苦手な日本人の酪農好きな方や、海外に挑戦したい方のサポートにも力を入れ、経営資格の取得を目指し、日々学びと挑戦を続けています。また、日本の豊かな自然が育んだ天然素材を使ったオーガニック牛乳石鹸を、全国、そして世界へ届けることで、多くの方に自然の恵みとサステナブルな選択の喜びをお届けします。
持続可能な未来のために、人と自然、そして世界をつなぐ架け橋となることを目指し、これからも挑戦を続けます。